経理からSAPコンサルへ転身した実話|30代・未経験で「稼げる専門性」を取りにいく
「このまま経理を続けていて、自分の市場価値は上がっていくんだろうか」——そう検索窓に打ち込んだ夜が、たぶんあったんだと思います。月次の締めを回し、監査の質問に答え、仕訳を切る。仕事はできる。でも、会社の外に一歩出た瞬間、自分の値段がいくらになるのかが、まるで見えない。30代に差しかかると、その不安は急に重くなります。私はSAP(企業の会計・購買・在庫・人事などを一本につないで動かす業務システム。ERPと呼ばれます)のなかでも財務会計(FI=会社のお金そのものを扱う中核の領域)の導入を専門に、長く現場にいます。その立場から正直に言うと、経理の経験は「稼げる専門性」へ化ける素材として、かなり良い部類です。ただし、経理ができるだけでは足りない。この記事では、経理出身者がSAPコンサルへ転身するとき、何が武器になり、何が壁になるのかを、きれいごと抜きで書きます。 ...