個人事業主の融資──自己資金要件は消えた。それでも通帳は見られる
独立して半年ほど経ったころ、資金繰りの本当の顔が見えてきます。売上はある。仕事も途切れていない。それなのに通帳の残高だけが減っていく。理由は単純で、働いた月と入金される月がずれているからです。 ...
独立して半年ほど経ったころ、資金繰りの本当の顔が見えてきます。売上はある。仕事も途切れていない。それなのに通帳の残高だけが減っていく。理由は単純で、働いた月と入金される月がずれているからです。 ...
独立して最初の確定申告は、期限の感覚がまだ体に入っていません。会社員時代は年末調整で完結していたので、「3月15日までに自分で出す」という重みを、初年度は取りこぼしやすい。 ...
独立して最初に買った仕事道具は、28万円のノートパソコンでした。会社員の感覚だと「経費でしょ」で終わりですが、個人事業主になると、これをその年に全額落とすのか、数年に分けるのかという判断が発生します。 ...
「妻に給料を払って経費にできるらしい」。独立して少し軌道に乗ってくると、必ず一度は考える話です。 制度としては本当にあります。ただ、いくらまで払えるかという問いに、法律は金額で答えてくれません。ここを勘違いしたまま金額を決めると、あとで否認されます。 ...
独立して最初に届いた契約書に、私は印紙を貼りませんでした。貼るものだと知らなかったからではなく、貼らなくていい契約書だったからです。ただ、それを自信を持って言えるようになったのは、だいぶあとのことでした。 ...
「経費にできる積立がある」と聞いて、私も飛びつきました。経営セーフティ共済、正式には中小企業倒産防止共済です。 結論から言うと、いい制度です。ただし節税ではありません。税金を先送りしているだけで、出口を決めずに入ると、数年後の自分に請求書を回すことになります。私はそこを理解しないまま入って、あとから慌てて計算し直しました。 ...
独立して最初の頃、私はメールに添付されて届いたPDFの請求書を、わざわざ印刷してファイルに綴じていました。そして印刷したから安心だと思って、元のPDFを消していた。 ...
開業する前から、名刺もパソコン周りも打合せの交通費も、けっこう使います。 これらは開業日より前の支出でも「開業費」として、あとから経費にできる。しかも、いつ経費にするかを自分で選べます。私はこれを知らずに、初年度に捨てかけた領収書がありました。同じ後悔をしないための整理です。 ...
事業が回り始めると、どこかで一部を人に頼むようになります。私が最初にぶつかったのは「これは外注費でいいのか、源泉徴収はいるのか」でした。 ...
独立して2年、私は税理士を入れませんでした。3年目に入れました。 その1年で何が変わったのかを書きます。「頼むべきか」は、性格や真面目さの話ではなく、費用と手間と時間を天秤にかけた損得の話です。感情ではなく、その天秤の乗せ方を共有します。 ...